住宅ローン払えない？？個人再生を弁護士に依頼して借金返済！

■ 個人再生はメリットがたくさん！住宅を守るなら弁護士に個人再生を相談しよう

複数のクレジットカード会社や消費者金融からの借金が重なってしまい、毎月の返済が難しくなった場合、どうやって借金問題を解決すれば良いのでしょうか。

すぐに思い浮かぶ債務整理方法としては「自己破産」というのがありますが、自己破産をしてしまうと、せっかく住宅ローンを組んで購入した家を手放さなければならず、どうしてもその決断に踏み切れないという場合もあります。

そんなときにおすすめしたい債務整理方法が「個人再生」です。

そこで今回は個人再生について解説してみたいと思います

○個人再生とは

個人再生とは簡単に言うと、裁判所を通して行なう借金の大幅減額を伴う借金返済計画の再編です。
さらに簡単に言うと、１０００万円の借金が原因で困っている人でも、２００万円ならなんとか返せる収入があるという場合があります。
その場合にまで自己破産をして１０００万円を丸ごとチャラにしてしまうのではなく、民事再生法によって債務を１０００万円から２００万円に大幅に圧縮するという債務整理の手法です。

○どんな人が個人再生を利用するの？

では個人再生の手続きはどんな人が利用しているのでしょうか。

日本弁護士連合会が以前に行なった調査によると、 低所得による生活苦などが理由の多くを占めているそうです。当初予定していた収入が、会社の経営難や何らかの事情によって大幅に減ってしまい、結果借金の返済ができなくなってしまったような場合です。

また、個人再生は自己破産にはない大きなメリットがあるため、そのメリットを目的に個人再生を利用する人が多くいます。では個人再生ならではのメリットとはいったいなんでしょう。

○住宅ローン特則が大きなメリット

時々電車の中の広告などで借金問題にお困りの方向けに、法律事務所などが広告を出しているのを見かけますが、

「個人再生によって住宅を手放さずにすむ」

といったような広告を見たことはありませんか？

実はこれが自己破産ではなく個人再生を利用する大きなメリットなのです。

例えば自己破産をすると、あなたが所有している自宅は差し押えられてしまい、その家からは出て行かなければなりません。つまり、自己破産をすれば借金はチャラになるかわりに、家は他人の手に渡ってしまいます。これに対し個人再生の場合は先ほどの「住宅ローン特則」があるため、自宅を手放さずにすむのです。

住宅ローン特則とは正式名称「住宅資金貸付債権に関する特則」というものでこれを適用させることで債務者の財産状況に応じて以下のような効果があります。

１：過去住宅ローンの返済が遅れたが、今後は何とかなる場合

通常、住宅ローンの返済が遅れると、銀行側から住宅ローンの一括返済を求められます。これを専門用語で「期限の利益の喪失」と言います。通常この状態に陥ると、一括返済は難しいため自宅が競売にかかって落札されるのをただ見ているしかできません。

そこで個人再生を利用することで、支払いが延滞した分の元金及び利息を３〜５年の分割払いで返済し、その後も今まで通りの返済を継続していくことで競売を回避し家を守ることができます。

２：今まで通りの返済が苦しい場合

他の借金などの影響でこれまで通りの返済が難しい場合は、個人再生によって最長で１０年間、住宅ローンの返済期間を延長することができます。ローン返済期間が延長されるということは、すなわち返済回数が増えるため、自ずと１回あたりのローン返済額が今よりも減少し、住宅ローンの返済計画が立てやすくなります。

この住宅ローン特則は小規模個人再生と給与所得者等再生の両方に利用することが可能です。

※関連リンク：
• 小規模個人再生
• 給与所得者等再生
• 住宅ローン特則（住宅資金貸付債権に関する特則）

○個人再生を使える人

個人再生を利用する場合は次の要件を満たしている必要があります。

1. 現状のままだと債務超過、支払不能に陥る可能性がある
2. 住宅ローン以外の負債総額が５０００万円を超えない
3. 今後も継続的な収入が得られる状況であること

このような要件があるため、例えば仕事を失って自己破産を検討しているような方の場合は、継続的な収入がないとして個人再生が認められません。個人再生は自己破産と違って、借金がチャラになるのではなく「借金を大幅にカットして、残りを分割払いで返済していく」という手続きのため、本人に収入があることが前提となります。ここが自己破産と個人再生の大きな違いです。

○住宅ローンの返済が厳しくなってきたら、まずは弁護士に相談を

先ほども言いましたが住宅ローンの返済が滞り始めると、銀行からローン残債の一括返済を迫られることになります。このままの状態を放置してしまうと、あとは自宅が競売にかけられてしまい、やがて住む場所を失ってしまいます。

そうなる前に弁護士に相談していれば、個人再生によって他のクレジットカードやキャッシングによる借金を大幅に免除してもらい、かつ、住宅を手放すことなくこれまで通り居住を継続することが可能になります。

万が一住宅ローンの返済が厳しくなりそうであれば、あなたが早めに個人再生の手続きをとるかどうかでその後の人生が大きく変わる可能性があります。お心当たりの方は、是非当事務所の債務整理・個人再生に強い弁護士にご相談ください。

埼玉県越谷市にありますエクレシア法律事務所は、個人再生の実績・解決事例も多数あります。越谷市だけでなく、周辺の地域（埼玉県草加市、川口市、春日部市、八潮市、吉川市、三郷市、東京都足立区、千葉県柏市、流山市など）からもご相談を受けております。

借金返済に困って悩んでいる方は、まずはエクレシア法律事務所の弁護士までご相談ください。